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「無念」自主上映会開催受付中

「無念」自主上映会開催受付中

 

震災から5年、紙芝居で福島を伝えてきた広島の「まち物語制作委員会」が、東北まち物語紙芝居化100本プロジェクトの続編として、アニメーション映画「無念」を完成させました。

映画は福島県浪江町の消防団長を主人公に、震災時、震災後の様子を扱ったものです。ご承知の通り、浪江町は福島第一原発から10km圏内に位置し、いまだ帰還が許されぬ地域です。映画では助けられる命がありながら、放射能汚染により救助に向かえなかった消防団の苦悩を描いています。

ほぼ1年がかりで本格的なアニメーション制作に挑み、浪江町の人々の協力で完成しました。

また、映画の趣旨に賛同し、無償で声優として参加されたのが、個性派俳優として知られる大地康雄さんです。そして壮絶な体験をされた浪江町の被災者の方々20名が声優として参加されています。

放射能で故郷を失った人、自宅や会社を津波で流された人、ラジオのパーソナリティーとして震災、原発事故を実際に伝え続けた人、足元まで津波が押し寄せ、命からがら逃げ延びた人などなどです。

まち物語制作委員会と浪江まち物語つたえ隊ではアニメーション映画「無念」を多くの人に観ていただくため、自主上映会を開催していただける方を募集しています。

シネマキャラバン

 

原発事故により、命があることを知りながら救助活動を中断し避難せざるをえなかった浪江町消防団。福島の浪江まち物語つたえ隊と広島のまち物語制作委員会が、その時の様子・心情を伝えるために制作したのが「無念」です、

俳優の大地康雄さんの協力をいただく中、20人の被災者が集い、声優を務め、テーマソングを作りました。

いわば手作り自主映画ですが、そこに込めた想いはどんなプロフェッショナルな映画にも負けません。加えてラストシーンには福島の震災体験を40本の紙芝居にする中、出会った様々な無念な出来事をショートストーリーで紹介しています。

自然災害では起こりえない原発事故ならではのまち物語、貴方の知らない東日本大震災がそこにあります。

多くの人に観ていただきたいのですが、我々庶民に全国ロードショーを開く力があろうはずもなく、どのようにして広めるか頭を抱えていました。

そんな中、思いついたのが自主映画会の開催のお願いです。観るに値する作品であるということは自信を持って申し上げます。

浪江まち物語つたえ隊 代表 小澤是寛

浪江町消防団物語「無念」ホームページはこちら

 

3月10日に広島市内で行われた上映会に多くの参加者があり、アニメで観るリアルな福島の現状、心の葛藤に深い共感が寄せられました。そこから口コミ、メディアを通して反響を呼び現在では全国各地からの上映依頼が増え続けています。

ぜひ上映会をご計画ください。

上映に関するお問い合わせはシネマキャラバンまでお問い合わせください。

シネマキャラバン TEL:082-285-8165