「校庭に東風吹いて」 2016年8月、全国ロードショウ!!
©2016映画「校庭に東風吹いて」製作委員会
声を出さず心を閉ざした少女、貧困から問題を起こす少年、
彼らと向き合う教師たちの情熱で
〈涙〉は〈希望〉に変えられるのだろうか。
監督:金田敬
原作:柴垣文子「校庭に東風吹いて」(新日本出版社・刊)
脚本:長津晴子
企画・製作:桂壮三郎
プロデューサー:酒井氏識人、三谷一夫(映画24区)
出演:沢口靖子、岩崎未来、向鈴鳥、村田雄浩、星由里子
公式ページ http://www.ggvp.net/kochi/
解説
この映画「校庭に東風吹いて」は、場面緘黙症の心の悩みを抱えた少女、貧困から様々な問題を起す少年の絶望と苦しみなど、子ども達の困難に寄り添い、子ども達に愛情を貫いた女性教師の熱い感動の物語です。 柴垣文子の渾身の小説「校庭に東風吹いて」をもとに、脚本を担当するのは気鋭の長津晴子。監督は「アンダンテ稲の旋律」の金田敬。企画・製作は「ひまわり~沖縄は忘れないあの日の空を~」桂壮三郎。2016年春、大阪及び京都府下の南山城村を舞台に撮影は敢行され、7月に完成予定。本作品は、映画「校庭に東風吹いて」をつくる支援者、団体による全国規模の製作運動が展開されました。
物語
三木知世は、転勤で小学3年のミチルのクラスを担当する。ミチルは、家では少し話せるのに学校では話せない。一人でトイレにいけない、一人で給食を食べられない、歌えない、絵を描かない・・・・・。「場面緘黙症」の疾患を持つミチルに、知世は、共感と愛情をもって接する。 同じクラスに、問題行動の多い安川純平がいる。離婚した母親の理恵と純平は貧しい生活を送っている。教室に飛び込んで来た青いインコを巡ってミチルと純平は幼い友情を芽生えさせる。しかしある日インコが逃げ出したのをミチルのせいだと誤解した純平はミチルを責めてしまう。ショックを受けたミチルは不登校になってしまう。知世はミチルの母、富子と交換ノートを始めるが様々な問題に奔走し続けた知世は、疲労で倒れてしまう。 知世は子どもたちの〈涙〉を〈希望〉に変えることができるのだろうか。
この映画に出てくる場面緎黙症とは
家庭などでは話すことができるのに、社会不安(社会状況における不安)のために、学校や幼稚園といったある特定の場面、状では全く話すことができなくなる現象を言う。幼少期に発症するケースが多い。