2021/03/04
2021/03/01
2021/02/22
2020/12/25
1945年─── 僕らに羽ばたく空などなかった。 第二次大戦末期、一つの兵器が生み出された。 それは、おびただしい若者達の命を奪った兵器、「桜花(おうか)」。 プロペラも車輪もない。敵艦に向かって突撃するだけの小型特攻機。 一度乗れば、二度と生きて戻れず、“人間爆弾”と呼ばれた。 茨城県・神之池基地(現在の神栖市・鹿嶋市)を、終戦直前の昭和20年初夏、 一式陸攻機に搭載されて、激戦地も沖縄に向かう。乗員は8人。 彼らには、想像を絶する過酷な運命が待っているのだった・・・・。