ひめゆり
解説
太平洋戦争末期の沖縄戦に動員され、多くの犠牲者を出した「ひめゆり学徒隊」の生存者22名の証言を13年に渡って記録し、戦争の実相を描いたドキュメンタリー。戦場動員から看護活動、軍の解散命令によって米軍が包囲する戦場に投げ出された当時の状況を、生存者が振り返る。監督は、沖縄やアジアを見つめた映像作品を撮り続けてきた柴田昌平。過酷な体験を語る元学徒たちの姿に、戦争のむごさ、命の尊さが映し出されている。
あらすじ
沖縄戦に動員された222名の「ひめゆり学徒隊」は負傷兵の看護や水くみなどに追われてたが、米軍に追い詰められ、沖縄本島南部で解散命令を受ける。その後の数日で、米軍が包囲する戦場に投げ出された彼女たちは100名以上が亡くなった。看護活動をした病院壕や友人を失った海岸で、戦場を生きのびた元学徒たちが当時を振り返る。
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