飛べ!ダコタ
67年前にあった真実の「絆」と「再生」の物語
昭和21年1月14日―太平洋戦争の終結からわずか5カ月後のこと。
佐渡島の小さな村に、イギリス軍の要人機《ダコタ》が不時着した。
わずか5カ月前まで、敵国だったイギリス兵の予期せぬ来訪に、驚き、戸惑う村民たち。
だが、「困った人を助けるのが『佐渡ん人間(さどんもん)』の精神」を貫き、
国境を越えた友情と絆を育み、《ダコタ》をふたたび大空へと飛び立たせた!
そこには、日英共に戦争という忘れ難い痛みと憎しみを乗り越え、
再生と平和への一歩を踏み出そうとする、願いと決意が込められていた。
映画の終盤で、心に深く残る場面があります。
ダコタを飛び立たせる前日に開かれた歓送会-
そこで子供たちが「螢の光」を唄いはじめると、イギリス人たちも口々にそれに唱和します。
「螢の光」はスコットランド民謡「Auld Lang Syne」だから言葉を超えて合唱できるのです。
このシーンをみると、なぜ人々は戦争で殺し合わなければならないのかという疑問が湧き起こります。
戦争によってもたらされた心の傷と、村長の想いは分かるが賛同できないという思い・・・
それぞれが少しずつ前へと進み、みんなの力でダコタを再び大空へ飛び立たせる・・・
涙が止まらなくなります。
監督の油谷誠至さんは、広島県竹原市出身。
また、ラストの主題歌を優しい声で包む石川里佳さんも、同じく広島県出身。
広島県の皆さん!ぜひ上映されませんか?(広島県外の方も大歓迎です)
お問合せお待ちしております。
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