カレーライスを一から作る
ドキュメンタリー作品
農林水産省タイアップ作品
地球歩き続けた探検家の“途方もない課外ゼミ”
一杯のカレーライスが出来るまでの全記録
探検家/医師の関野吉晴さんによる武蔵野美術大学の課外ゼミ、通称関野ゼミの2015年の活動は「一からカレーライスを作る」というユニークなものだった。野菜や米、スパイスや塩、器やスプーンまでもすべて自分たちで一から作るという途方もない計画だ。関野さんの意図は、「モノの原点がどうなっているかを探していくと社会が見えてくる。カレー作りを通して学生たちには色々なことに“気づいて”もらいたい」この呼びかけに100名を超える美大生たちが集まった。「おいしいカレーが食べたくて・・・」そんなつもりで始めたが、思うように野菜は育たず、雑草に悪戦苦闘。一杯のカレーのための果てしない道のりに、多くの学生が挫折する一方、世話に励むあまり家畜に愛着が湧き、殺すべきか葛藤する者も・・・。これは「食べる」「生きる」という、人間にとってごく当たり前で、基本的な営みを見つめ直すドキュメンタリー映画である。
関野吉晴による「食」の探検
一杯のカレーライスに何を知る?
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