ペコロスの母に会いに行く
解説
漫画家・岡野雄一が、自分が経験したことをヒントに描いたエッセイコミックを実写化したヒューマンドラマ。認知症の老いた母親とその息子が織り成す、笑いと涙にあふれた触れ合いをつづっていく。メガホンを取るのは、『時代屋の女房』『ニワトリはハダシだ』などのベテラン監督・森崎東。テレビドラマ「3年B組金八先生」シリーズなどの赤木春恵、数多くの出演作を持つ岩松了が主人公の母子を熱演する。老いや認知症を肯定する前向きなストーリーとテーマはもとより、舞台となる長崎や九州各所の美しい景色も見どころ。あらすじ
長崎で生まれ育った団塊世代のサラリーマン、ゆういち(岩松了)。ちいさな玉ねぎ「ペコロス」のようなハゲ頭を光らせながら、漫画を描いたり、音楽活動をしながら、彼は父さとる(加瀬亮)の死を契機に認知症を発症した母みつえ(赤木春恵)の面倒を見ていた。迷子になったり、汚れたままの下着をタンスにしまったりするようになった彼女を、ゆういちは断腸の思いで介護施設に預けることに。苦労した少女時代や夫との生活といった過去へと意識がさかのぼっている母の様子を見て、彼の胸にある思いが去来する。【日本語字幕付き上映】 や 【バリアフリー上映】 も できます。
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